日本国債:S&Pが1段階格下げ 8年9カ月ぶり 円一時急落
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は27日、日本国債の格付けを21段階中、上から3番目の「AA」から、「AA-(ダブルAマイナス)」に1段階引き下げたと発表した。政府は20年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化する目標を立てているが、同社は格下げの理由として「大規模な財政再建策が実施されない限り、達成できない」ことを挙げた。
同社が日本国債を格下げするのは、02年4月に「AA」から「AA-」として以来8年9カ月ぶり。格下げを受けて東京市場では円が売られ、日本国債の売り圧力も高まった。
「AA-」は中国と同じ水準で、スペインより1段階低い。同社は、日本の財政赤字の国内総生産(GDP)比率が13年度もわずかしか改善されないと指摘。さらに、「債務問題に対する一貫した戦略が欠けている」と民主党政権を批判した。
同社は07年4月に日本国債の格付けを「AA」へ格上げしている。
27日の東京外為市場では、格下げの発表直後、1ドル=82円台前半で取引されていた円相場が83円20銭台まで急落した。東京債券市場でも債券を売る動きが強まり、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは一時、前日比0・015ポイント高い年1・250%まで上昇、2日ぶりの金利水準となった。
ttp://mainichi.jp/select/biz/archive/news/2011/01/28/20110128ddm001020040000c.html
実際は、それよりも下じゃないの?
借金(約1000兆円)だらけの日本国だからこういうことになるのもおかしくもないし。
それに、これ↓。
日本国債:格下げ 迫られる財政再建 経財相「増税への催促」
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が日本国債格下げに踏み切った背景には、菅直人政権が目指す税制抜本改革の実現性に対する強い不信感がある。
格下げの発表された27日夕、政府関係者は「民間の会社の評価なので(直接の)コメントは控える」(野田佳彦財務相)と平静を装ってみせた。国債の95%が国内で購入されていることから、政府内には「ただちに国債急落(長期金利は上昇)することはない」との見方も根強い。
だが、今回の格下げでS&Pは、民主党政権が昨年6月に打ち出した「20年度までに基礎的財政収支を黒字化する」との財政健全化目標や、11年度内の法案提出を目指している「税と社会保障の一体改革」の実現性に疑問符を突きつけた。参院で与野党が逆転する「ねじれ国会」下、消費税増税を含む財政再建に向けた超党派の合意を取り付けるめどが立っていないためだ。
一方、与謝野馨経済財政担当相は27日夜、BSフジの番組で「格下げは(消費税増税を)早くやりなさいという催促だ」と指摘。S&Pによる「外圧」を、消費税率引き上げの必要性を訴える材料にしたい考えも示した。 ただ、今回の格下げが、税と社会保障を巡る与野党協議を始めるきっかけになるとの見方は少ない。財政再建への取り組みが停滞し続ければ、ムーディーズなどほかの格付け会社にも格下げの動きが広がり、国債の信認は大きく揺らぐことになる。ttp://mainichi.jp/select/biz/archive/news/2011/01/28/20110128ddm002020055000c.html
「インフレ税」かよ!!
あの経済財政担当相は何寝ぼけたこと言っているのだが。
それを言うなら、消費税廃止、法人税・所得税減税、公務員(官僚)・地方議員・国会議員の人員削減だろう。
結局、自己保身のためかよ、政治家の癖に。
日本政府及び与党よ、(何度も言ったが)すぐに破産処理しろよ!!
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