それがこれ↓
遅発性統合失調症(精神分裂病)
遅発性統合失調症というのは、40歳代以降に発症し、主に、被害妄想を中心とする統合失調症(精神分裂病)です。
通常の統合失調症が十歳代から、二十歳代の若い頃に発症するのに対して、四十歳代以降に発症するこの病気を区別し、分かり易くするためにつけられた病名です。精神分裂病(統合失調症)には、クレペリンが付けた「早発性痴呆」という病名がありますから、それと対比させたのかも知れません。
具体的な症状としては、誰かが覗いている。 見張られているといった被害妄想が中心です。その結果、まともな日常生活が送れなくなるというものです。
2008年6月24日、日本テレビの夕方、六時台のニュースで、この遅発性統合失調症が取り上げられました。また同じ内容が夜のニュース番組、『News Zero』でも紹介されました。これは近年、増えて来た病気だそうです。
そして〝迷惑おばさん〝と呼ばれる人の中に、この病気に罹っている人が多いというものでした。
↓
日本テレビの番組スタッフに、『一人暮らしをしている母親の言動がおかしい。どうやらご近所で、迷惑おばさんになってるらしい。心配なので、一緒に行って、調べてほしい』という娘さんからの依頼がありました。
そこで娘さんと一緒に、その番組のスタッフが、ご近所の方に情況を聞いて回りました。なんでもご近所の方の話では、誹謗中傷の手紙をポストに入れられたり、怒鳴られたりしたことがあったということでした。
そこで番組のスタッフが、その家にビデオカメラをセットし、その母親の日常の行動を撮影したところ、一人で部屋の中で叫んだり、怒鳴ったりしている。完全に妄想に支配されているような状態でした。
娘さんは番組のスタッフと相談して、この状況を解決するために、精神科の医者にビデオを見せて判断してもらいました。診断の結果は、入院加療が必要な統合失調症(精神分裂病)でした。出演した精神科の医師は、やや重症だと話していました。
その母親には、自分が病気であるという「病識」はありませんから、始めうちは精神科へ行くことを嫌がりました。
そこで娘さんと、そのご家族が熱心に説明して、病院へ行く必要性を説きました。かなり時間がかかったようですが、それによって母親は、ようやく入院を了承しました。
その際に母親は、次のような一言を洩らしました。
「本当は、苦しかった。自分でもおかしいと思っていた。でも子供に、迷惑はかけられないと悩んでいた。」
すぐに入院して、投薬治療が始められました。その後は、症状も治まり、日常生活も快適に過ごしているようでした。
この母親が、そうなったきっかけは、ご主人を病気で亡くしてからだということでした。
医師の説明によれば、この病気は50歳代から、60歳代の女性で多く発症する。そして、発症した女性の多くは離婚か、死別で、一人暮らしである。
ただし、これは未知の病気ではあるけれど、早期に発見して適切な治療を開始すれば、症状は治まるとのことでした。
上に紹介したニュース番組の放送から、すでに1ヶ月半ほどが過ぎました。この件に関して、専門家の意見が聞きたいとグーグルで検索してみましたが、まったく見つかりませんでした。番組を見た一般視聴者が、ブ゙ログに書き込んだものはまだ散在していますが、次第にその数も減少しつつあります。
いずれは、この病名も忘れ去られてしまうのかもしれません。しかし、この病気そのものが増えているということは、いずれはまた社会問題となって、再燃することになるでしょう。
ところで、ここに私見を申し述べておくと、これは夏目漱石型の精神分裂病(統合失調症)の変形パターンではないかと考えられます。或いは、ほぼ同一と言っても差し支えないかも知れません。
前のページで紹介した夏目漱石型の精神分裂病(統合失調症)は、何らかの“痛み”、或いは、広い意味での「苦痛」が直接的な原因となって、精神分裂病の初期症状とされる幻聴、幻覚、妄想等が発生すると推測しました。つまり、本来であればある筈の「痛み」を感じない代わりに、精神分裂病の陽性症状が出現するのです。
それと同様のことが、この遅発性統合失調症(精神分裂病)の患者の場合にも当てはまるのではないかということです。つまり、類似事例として紹介した、「歯と、足のウオノメの治療をしたら、幻聴が消えた。」 「頭部の湿疹の治療をしたら、幻聴が消えた」といったようなそもそもの原因が、一人暮らしをしているその女性たちにも、生じているのではないかということです。
ただし、そのことを立証するのは、なかなか困難です。胃潰瘍のような人の目に見えないところで発生する病気が原因では、外見からは見抜くことはできません。頭髪の中、足の裏も同様です。第三者には、知るすべがありません。
最後の頼みは、ご家族の方の注意深い観察とていねいな説明、熱心な説得だけなのかも知れません。なにしろ本人に「病識」が無いだけに、病院に入院させて、治療を受けさせるのは、かなりの困難を伴う作業です。それだけの強い熱意と不断の情熱を傾けることが出来るのは、やはり家族しかいないからです。そのご家族と、離れて暮らしていることが、最大の問題点とも言えるわけです。
ttp://homepage2.nifty.com/LUCKY-DRAGON/kakurega-16-sosekigata-sb-2.htm
根拠とはいえないが、この事実、どう受け止めますか?
統合失調症(精神分裂病)って、一つじゃないですね。
やはり、女性(特に日本女)は恐ろしいですね。
怖いです。
私はこれ↓を出して正解かもしれませんね。
ttp://gsizm-gs.blogspot.com/2009/09/3.html
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