2009年12月8日火曜日

【やっぱりな】露呈した連立政権の弱点、財政規律の緩みを市場は警戒

露呈した連立政権の弱点、財政規律の緩みを市場は警戒

 第2次補正予算の決定過程で現連立政権の弱点が露呈したことで市場の一部では、来年の参院選まで政治リスクが意識され続ける、との見方が出ている。同予算編成は正式決定が当初の日程からずれ込んだほか、小規模とはいえ1000億円の国債増発に追い込まれた。
 小政党の主張を鳩山首相がしっかりコントロールする態勢を作らないと、市場の財政規律に対する懸念が一気に高まりかねない。 外為市場では、追加経済対策の閣議決定までに時間を要する原因となった「連立政権下の政局混乱」が今後、円資産のリスクシナリオとして海外勢の話題になりかねないと警戒する声が上がっている。追加策は景気刺激やデフレ対策に一定の効果が期待できる見通しだが、それでも主要国の中で「日本が財政・金融政策面で『出口』から最も遠いことに異論を挟む声はない」(都銀)。それ以上に、金額の上積み幅をめぐって揺れ続けた政局に「日本の連立政権は意思決定のプロセスが不安定との印象」(外銀)が残りかねない。
 円高地合いのくすぶる市場では現在のところ、それを直接的な手掛かりとする円売りが活発化している状況ではない。しかし、米雇用の底堅さを示した11月米雇用統計をきっかけに「長期スタンスで米利上げと日本の低迷を見越してドル買い/円売りポジションを構築する動きが少しずつ出ている。将来的に円が下落する過程で、(今回の問題が)海外勢の関心を呼ぶ可能性はある」(都銀のチーフトレーダー)という。
 株式市場でも同様の声が出ている。
 みずほ総研シニアエコノミストの武内浩二氏は「緊急経済対策の取りまとめにあたり、亀井担当相に揺さぶられた印象を受ける。国民新党や社民党との連立政権については反自民だけで一致しており、政策はばらばらだ」といい「経済、外交とも政策運営は難しい。民主単独政権でないと思い切った政策を実現にせないのではないか。民主単独政権の方が市場にとって、また日本経済にとっても望ましいと話している。 連立政権による財政規律の緩みには債券市場が最も敏感だ。
 新生銀行・キャピタルマーケッツ部次長の勝智彦氏は、今年度の国債発行が53兆5000億円程度に拡大する見込みとなったことについて「予想よりは多いという印象だ」と話す。さらに「来年度の新規発行が本当に44兆円以下に抑えられるのか、財政規律の問題を考えさせられる。あらためてマーケットの目が厳しくなるのは致し方ない」と述べている。

 みずほ証券チーフマーケットエコノミストの上野泰也氏も今年度の国債発行は「安易に積み上げた印象がある」と語る。相場への影響については、国内の潤沢なマネーを背景に国債の発行額拡大が直接、市場に響く話ではないとしながら、「まだ大丈夫という時間帯が、安易な財政運営で短縮する傾向になりつつある。財政リスクについて、市場としても警告シグナルを発する役割をある程度持つ必要が出てきているようだ」と話している。
 対策自体についてもエコノミストから厳しい声が聞かれる。
 野村証券金融経済研究所チーフエコノミストの木内登英氏は「税収減による財源不足の状況なら、むしろ地方交付税交付金の減額を検討すべきで、拙速に国債発行を決めた感が強い」と指摘。そもそも「対策の目的が明確ではない。なぜこの環境で必要なのか、この先景気が大きく悪化する可能性が高いなら説明が必要だ」という。

ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-12824320091208
ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-12824320091208?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0

俺の思った通りだねこれは、民主党単独政権でやればうまくいくし、選択肢も広がるからね。

民主党からから見れば、「単独政権=自民党一党支配の亜流」だと思うかも知れないが、
今の連立政権自体が、自分たちの足元でしか見ていない証拠の表れだね。




保守合同(自由民主党結成)なんか、今の民主党よりもまともな形だからね。

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%90%88%E5%90%8C

なにせ、革新(社会主義)政党である左右社会党が再統一(日本社会党)したら、保守(資本主義)政党である日本民主党・自由党・改進党が統一(自由民主党)するのは自然であり、政権与党なら、危機感を感じるのも当然のなりゆきだからね。
そして、高度経済成長や、「政・官・財」の癒着構造、派閥などによる役職・資金配分のシステム擬似政権交代(党内民主主義)などに支えられる形でその政治的基盤は強化することができたのが、単独政権の強みであることだからね(悪い意味も、良い意味も)。
そりゃ、そのときの自由民主党はバラバラだったから、私から見れば、正しい選択だったと思う。そして後の判断は有権者である国民の意思次第だが。

あーあ、それに比べて、今のの民主党(国民新党・社民党との連立)は、まさに反自民のためだけの政権だね、ほとんどは。

最悪、参院選次第では、5つぐらいの党に分裂しかねないね、これは。

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